こんにちは
ウメユキです。
高校受験や、大学受験で必死に勉強した英単語は時間の経過とともに徐々に記憶から薄れていくもの。
いままでに"1度見たものは完全記憶できるドラえもんで出てくるような暗記パンがほしい!"と思った経験はないでしょうか?!
ぼくはあります!!!笑
ドラえもんのような便利な道具はまだありませんが、どうやって英単語量を増やして日常会話やテストで使えるよう記憶できるのか、 英語を勉強し始めた多くの人ぶつかる悩みを解決していきます!
この記事で解決できるお悩み
・定着する英単語の記憶方法を知りたい
・単語帳を見る ⇒ 書くを基本で勉強しているけど、他にもっと効率的な勉強法はないのかな?
・単語帳に載っている単語を覚えているけど、より日常生活で使える英単語を増やしたい
そんなぼくも高校時代は英語で赤点続き、しかし一念発起して、受験科目は英語1本の偏差値60以上の外国語大学へ現役合格
今は海外顧客と英語で取引がデキるようになったぼくが解説していきます。
英語初心者が意識すべき単語の覚え方
まず最初に! "人は忘れていく生き物" という前提条件を受け入れましょう!
自分は覚えが良くないと感じたことがある人がいるかもですが、基本的に人は忘れていく生き物です。
記憶が脳から出ていくことは自然なことで、ある意味正常なこと!
まずはこの前提条件を受け入れることが大事!
なぜなら、自分には記憶は向いていない!!と悲観的になる必要もなく挫折しにくくなるので!
"人は忘れていく生き物" という平等の条件でどんどん単語を記憶していく人がどんな方法で勉強しているのか?!
それらを意識することで今まですぐに忘れていた単語が徐々に記憶に定着しやすくなりますよ!
英単語に繰り返し触れること(反復練習)
まず1つ目はできる限り多く短い期間の中で何回も同じ英単語に触れること!
良くも悪くも人間の脳は一度記憶に入ってきた情報を時間の経過とともに整理され忘れるようになっています。
過去に1度だけ2時間の食事を一緒に取った相手と、毎朝10秒の挨拶を交わす相手で比較すると、人は短い時間でも短期間で何回も接している相手の名前や顏をより強く記憶するもの。
ドイツの心理学者 ヘルマン・エビングハウスが無意味な音節を記憶し、時間とともに人はどれぐらい記憶を保てるか表したグラフ "エビングハウスの忘却曲線"として知られています。
- 20分後に...42%忘れる
- 1時間後に...56%忘れる
- 9時間後に...64%忘れる
- 1日後に...67%忘れる
- 2日後に...72%忘れる
- 6日後に...75%忘れる
- 31日後に...79%忘れる
エビングハウスの研究結果から人は1日後に2/3程度が無くなっているということが分かります。
(せっかく勉強したのに1日後に約3割しか記憶できていないのはかなりショックですね。。。笑)
単語も同じで1度で覚えようとして、1つの単語をずっと眺めて、紙に書いて1度は "覚えた!" ってなっても大体、1日で急激に記憶低下が始まり、2~3日後にはほとんど頭から消えているもの。
そこで必要なことが、「反復練習」!
上図のように、1度頭に入れた情報を1日後 / 2日後 / 7日後 ...と繰り返し頭に入れる回数を増やすにつれて、忘却曲線は緩やかに変わっていきます。
逆に単語は忘れていってしまうものと割り切るぐらいの気持ちを持つことも重要かもしれませんね。
そうすることで、1つの単語に固執せずサクサクと1日に多くの単語に触れることができて単語帳を一周するのにそこまで時間は掛からないし、過去に覚えた単語を振り返る時間も生れると思います。
おススメは1単語に1分~2分ぐらい。
もちろん簡単な単語でもう既に頭の中に濃く定着しているものはもっと短い時間で十分!
もしくは記憶に定着している確信があればスキップしても問題なし!
大切なのは、同じ単語に触れる回数を増やすこと!というわけなんです。
単語の意味をイメージすること
単語にはそれぞれの基本イメージがあり、英単語を日本語の意味で覚えるのではなく、基本イメージに沿ったニュアンスを理解することが非常に重要です。
理由が2つ!
1つ目は、イメージすることで記憶が定着しやすいからです。
例えば "Overcome" を単語帳では "打ち勝つ、克服する" などの日本語で記載されています。
英単語を日本語で覚えようとすると "打ち勝つ!克服する!打ち勝つ!克服する!" と覚えてしまいがちですが、Overcomeは何か難しい状況のや壁を壊して超えていく感じかなって頭の中でイメージして、ときにはジェスチャーを付けてその単語のイメージを思い浮かべてみます。
イメージすることで単語帳に載っている日本語の文字で記憶していたものが、感覚として理解することができるので、より頭の中に残りやすくなるんです!
2つ目の理由は、英単語を日本語の意味で記憶すると、目や耳で入ってきた単語を "英語→日本語→理解!" という順番で思考が働いてしまうからですね!
理解するのに時間が掛かるんで、英語を読むのもサクサクできないですし、ネイティブの話すスピードにもついていけくなります。
また "英語→日本語→理解!" の思考だと、わからない英単語がでてきたときに頭の中で日本語文章が成立できなくなってしまうので、結局理解ができないという結果に。
Overcomeの単語が理解できないと、
例えば"I have to overcome all obstacles" という文章を "あらゆる障害を...しないといけない" ?!
結局意味を理解できないですよね。
しかし、なんとなくでも壁を壊していくイメージさえ持っていれば、 "あらゆる障害を壊さないといけない" と意味が理解できるイメージを持つことができるようになります。
イメージを高めるためにグーグル画像検索を使おう!
イメージをより鮮明にして記憶に残りやすくする方法が
グーグル画像検索です!
例えば、Overcomeを画像検索するとこんな感じの"険しい山を登っている、困難な状況を乗り越えようとしている" ような画像が表示されます。
何となく、打ち勝つ、克服するイメージが想像できませんか!?
それぞれの単語には明確なコアイメージがあり、日本語の意味だけじゃなく単語自身が持つイメージをつかむこと大事なんです!
聞くこと、発音してみること
英単語は高校受験、大学受験を通して単語帳で見て、書いて覚えることが唯一の方法だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、英語は見て書いて覚えるだけではなく、耳で聞いて発音することも同時にすごく大事なんです。
2つの理由があり、
1つ目が人は聞き取れない音を発音することができないから。
この点、意外に盲点になっているので、もう1度言います"聞き取れない音を人は発音することができない"!
単語を覚える目的によりますが、単語の意味とスペルをどれだけ覚えても教員や講師でない限り、使うシーンってそれほど多くないと思います。
しかも読み書きだけじゃなく、聞き取ることができて、会話の中で使って言えることで初めてその単語をマスターすることにつながります。
日本語も同じで、難しい日本語や四字熟語の意味を調べるときは、自然に読み方もセットで覚えますよね!?
これと同じで英語も意味だけでなく、どのように聞こえるか、発音の仕方をセットで覚えることで初めてその単語を使ることができるようになるのです。
2つ目が、スペルと意味だけでは記憶に定着するヒントが少ないということ!
(どゆこと?と思う人もいると思いますが、)1つの単語を覚えるのに①単語のスペルを覚える、②日本語の意味を覚える、という2つの情報だけではなかなか記憶に定着していかないものです。
③耳で音を聞く、という3つ目の情報を活用することで、1つの単語を覚えるための情報を多く作ることができて、より記憶に残しやすくなります。
また、聞いた音を自分の口で発音することで、自分の発音を自分の耳で聞くことになるので、口や舌の動きと耳から入ってくる音、さまざまな感覚を使って情報が入ってくるので1つの単語に対して記憶をするためのリンクをより多く作ることができるんです!
より忘れにくく、より記憶に残すためには、耳で聞いて、発音してみることが大事ですね!
リスニングも鍛えていきたいと考えている人は以下の記事もぜひチェックしてみください!
アウトプットすること
覚えた単語を実際に使ってみることがめちゃくちゃ大切です!
人間の脳は、インプットした単語をアウトプットして使おうとするときに初めて、その単語は大事な情報なんだ!と認識させることができるから!
典型的な例として、学生時代の中間テストや期末テストの前日に一夜漬けで覚えた記憶って、テストで出されるとその後もまあまあそこそこ覚えていたり、覚えていなかったりするものですが、テストにも出されなければ全くと言っていいほど記憶には残っていない!という経験を振り返ってみれば、なるほどー!と思いませんか?!
アウトプットが大切なことが分かったところで具体的なアウトプットの方法を2つ挙げます。
1つ目はインプットした単語の日本語の意味を隠して、記憶できているかを確認すること。
この方法は学生時代に赤いシートで単語の意味を隠して記憶されていた人も多いのではないでしょうか?
隠した日本語の意味を脳から引き出すことでアウトプットを行い、より記憶に残すために有効な記憶法の1つです。
2つ目は実際に会話で使用してみること。
実際の会話で試しに使用してみる。どんな内容の会話で使ってみたか、どんな反応が返ってきたか、振り返ってみても鮮明に思い出しやすいので会話でアウトプットすることは英単語を覚える絶好のチャンスなのです。
外国人の友達がいれば絶好のアウトプットの機会ですが、誰もが同じ状況ではないと思います。
そういった場合は、オンライン英会話を使用してみるのもひとつの方法です。
数あるオンライン英会話サービスでもおすすめなのが
EFイングリッシュライブ
アメリカ・イギリスなどの英語圏出身ネイティブ講師が2,000人以上在籍しており、ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンだけでなく、グループレッスンも用意されています!
今なら7日間の無料体験もできるので、1度チェックしてみて損はないと思います!
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- 約20分のプライベートレッスン × 1回
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まだまだ初心者だからいきなり会話はちょっと思っても何事もチャレンジ!積極的に挑戦してみましょう!
それでもやっぱり今の段階で会話は無理!という人は覚えた英単語をその場の状況に合わせて独り言として発声してみて下さい!
例えば、友達の結婚するうわさを聞いた時に"結婚する = marry (get married) / うわさ = rumor"って最近覚えたな!
お祝いしないと!"お祝いする = celebrate"って見た記憶がある!
覚えた単語を日常会話に合うシーンで頭の中や独り言レベルで使ってみることで忘れにくい単語に変わっていきますよ!
英語初心者が実践すべき日常で使える英単語の増やし方
実は単語帳に載っている単語だけでは日常表現で苦労することもあります。
単語帳だけで語彙数を増やすだけじゃなく、ありふれた毎日の生活の中でも英単語量を増やす方法があるんです。
そのいくつかをご紹介します。
目についたものの英語に訳してみる
まずはふと周りを見渡した時に目にするモノを英語で言えるかどうか考えてみましょう。
家の中で目に入ってくるのはつくえ、イス、テレビ、冷蔵庫、エアコンといった家具家電から天井、壁、コンセント、階段、リモコン、歯ブラシといったさまざまなモノがあり、英語で言えるものもあれば英語でなんて言うかわからないモノもあると思います。
そのわからないモノは英語でどのように表現するのかを調べていくことで、日常生活で目にするモノ=名詞の数を増やしていくことができます。
例えば、電化製品には必須のコンセントですが、英語では"outlet"や"plug socket"と表現します。
アウトレットと聞くと、ブランド品が安く買えるショッピングモールのアウトレットとイメージするかもしれません。
もともとoutletには出口やはけ口といった意味を持ち、生産終了品、半端品などを工場や会社の裏口(アウトレット)で安く販売したことアウトレットセールなど呼ばれるようになりました。
出口やはけ口といった意味を持つ単語なので、電気の出口とイメージするとコンセントを英語で"(electrical) outlet"と表現するのもイメージできますね。
というように、周りを見渡すだけでも意外に英語で表現できないモノってたくさん存在すると思います。
まずは興味を持つこと、調べてみること、関連語や類義語も調べてみることでどんどん単語数は増えていきますよ。
今から行う動作や作業を英語に訳してみる
日常生活の中で行う動作や行動を英語で言えるかどうか考えてみましょう。
ご飯を食べる、駅に向かう、電車に乗る、仕事する、シャワーを浴びる、ドラマを見る、寝るなど
ありふれた日常生活の行為や動作を英語化してみることで、動詞の数を増やしていくことがデキます!
感情表現、追加表現を英語に訳してみる
日常生活の中のきれいとか大きいといった形容表現、急にとか別々にといった程度や状態などを副詞表現を英語で言えるかどうか考えてみましょう。
普段感じる・・・眠い / しんどい / 疲れた / ワクワクといった感情や、何かを見てきれい / おおきい / 小さい / ねばねばしてるとかモノの追加説明する
形容表現を英語で表現できるかチャレンジ!
(モノ以外や動作の追加表現が英語で表現)
例えば・・・"とても=very"、"いつも=always"、"今すぐ=now"、"個人的には=personally"といったモノの追加説明以外に使う表現や
"注意深く=carefully"、"素早く=quickly"、"ゆっくりと=slowly"といった動作の追加表現を英語で言い表せるかチャレンジしてみましょう!
日常生活でも、"もっと注意深くチェックして!"とか"もっとゆっくり運転して!"って言いますよね?!
この注意深くやゆっくりを付けるか付けないかでは意味がガラリと変わります。
日常生活や普段の会話でもこういった形容表現、副詞表現は無数にあるので、是非日々の生活に目を向けてみてください。
単語帳だけでは拾えない単語を日常生活からピックアップすることで単語数を増やせるということだけではなく、いざ英会話になった時には日常会話で使うほとんどの単語を英語でマスターすることにもつながっていくんです!
英語でなんていうんだろう?という疑問を持とうとするちょっとした意識の変化を持つことが単語数をどんどん増やすカギになります!
また、日常で目にするモノや表現を家族や友達に"これ英語でなんて言うか知ってる?"って豆知識的にアウトプットすることって意外とハードル低いと思います。
疑問に思ったことを覚えてアウトプットする!記憶が定着する最高のサイクルになるのでおススメです!
まとめ
単語を覚え方は今まで、ひたすら書いて覚える!というやり方で実践している人も少なくないと思います。
実際にぼくも過去には覚えるためにひたすら書いていました。
だけど、いつからか覚えることが目的ではなく、書くことが目的になっていることに気づいたんです。
書くことが目的になっていた時に覚えようとしていた単語は後から振り返ってほとんど記憶には残ってませんでした(泣)
また単語を覚えることって、黙々と机に向かってしんどい印象を持っていましたが、今日紹介したイメージしながら発声、アウトプットを意識することでもっとゆるーく学べるという考えに変わったので、単語を覚えるのが苦痛に感じるという人はぜひ1度お試しください!
最後に今回話した内容を要約します!
今回のまとめ
・単語を覚えるためには・・・
- 反復練習あるのみ!
- 単語が持つイメージを理解する!
- 見るだけじゃなく、リスニング、発音もセットで!
- アウトプットが暗記のカギ!
・単語量を増やすためには・・・
- 自分の周りで目についたモノを英単語化!
- 自分の動作を英単語化!
- 感情表現などを英単語化!
ちなみにぼくもいろいろな単語帳で勉強してきましたが、英語力が初心者レベルだった過去の自分にオススメするのであれば
英単語の語源図鑑
です!
英語の語源図鑑は全ての単語でその単語がどういった語源から成り立っている単語なんかをイメージできるイラスト付きの英単語帳です!
単語をイラストでイメージできるので記憶に残りやすく、また1つの単語を語源に沿って分解、解説してくれるので、その単語が持つ本来の意味を理解しつつ学ぶことができる1冊!
例えば "Predict" という単語
Predict
Pre(前に) + dict(言う) → 前もって言う
つまり... 予言する / 予測する
という単語の意味になります。
こんな感じで単語を分解して本来単語が持つ意味を順を追って理解できるので、それは断然記憶に残りやすいですよね!
また、この語源を知ってさえいると知らない単語に出会った際にもある程度意味を理解することも可能になるので、この1冊をマスターすると約1万語レベルの語彙力をマスターすることが可能!
英語を学び直しの初心者からある程度の語彙力を持つ中級者でも語源の意味を理解するだけである一定で伸び悩む語彙力を伸ばすことができるのでおススメの1冊です!
英語を勉強する目的や単語レベルによっても使うべき単語帳って変わると思いますので、あくまで参考程度にどうぞ!
英単語は見ることと聞くことをセットで行うことの重要性もお伝えしました!
以下は無料で試せるリスニング動画サービスをまとめた記事でリスニングコンテンツ探しのヒントになると思うので併せてどうぞ!